2020年5月1日
玄関リフォームで選べる鍵の種類について
玄関ドアをリフォームするとどのような鍵を選べますか?
こんにちは、玄関ドア専科店長のKENJIです。
これから玄関ドアの交換リフォームをお考えの方へ、ドアを選ぶポイントの中で重要な要素である「鍵」の種類をご紹介します。
鍵の種類の移り変わり
鍵というと一昔前は鍵穴に差して回す子鍵のことを指す場合がほとんどでした。
ドアでも引戸でも長らく使われてきました。
近年では鍵穴が2か所あり、同じ子鍵でどちらも開け閉めができるタイプの玄関ドアや
玄関引戸が多く使われてきました。
ただここ5年ほどで電気式に玄関ドアの鍵を開けられるタイプが飛躍的に普及をしました。
理由としては玄関ドアを簡単に交換できる、リフォーム専用商品の普及と
電気工事不要で電池で稼働できるものが登場したことがあげられます。
これから玄関ドアを交換したいと思っている場合、どの種類の鍵を選ぶべきなんでしょうか。
その違いを分かりやすくまとめてみました。
手動錠
先にご紹介した従来どおりの、ごく一般的な鍵穴に鍵を刺して開けるタイプの鍵です。
時代とともに手動錠の形状も変わってきましたが、昔よくみた子鍵は側面がギザギザしていました。
ディスクシリンダー、という種類の子鍵が20~30年前は広く使われていましたが、今はメーカーが製造をやめており
U9というギザギザしたタイプの子鍵がメインとなっています。
このギザギザタイプは、町の鍵屋さんでも安価に合鍵が作れます。
そういった意味では利便性はありますが、簡単に合鍵を作られてしまうという防犯面でのデメリットがあります。
リフォーム玄関ドアでは、今はピッキングができないといわれている「ディンプルキー」が標準仕様となっております。
ディンプルキーは鍵がギザギザしているタイプでなく、小さい穴がポコポコと空いているものです。
美和ロックという会社が規格化した鍵で、町の鍵屋さんでは合鍵作成が難しいです。
合鍵を作る場合は玄関ドアのメーカーに子鍵表面に刻印されている通し番号を伝えて発注する必要があります。
ただその刻印されている通し番号を誰かに知られてしまうと、合鍵を作られてしまう可能性はあります。
なので可能であればその部分を隠すアイテムがあるといいですね。
インターネットで「鍵カバー」と検索していただくと色々でてきます🎵
自分好みの鍵にカスタマイズして、セキュリティも強化されるので一石二鳥です。
YKKAP,LIXILともに玄関度を頼む際にディンプルキー以外でも手動錠の子鍵の種類を選べるようになっております。
以下はカタログの抜粋ですが一覧表です。
ウェーブキーも形状が複雑で、合鍵の制作はメーカーに頼む必要があります。
防犯性もディンプルキーに匹敵するほど高いです。規格化しているメーカーがMIWAではなくユーシン昭和という別メーカーです。
電池錠
玄関ドアのカギに革命を起こしたといっても過言ではない、電池を電力として稼働する電気式の鍵です。
電気錠は昔から存在しており、オフィスビルの入り口、工場の入り口などで広く使われてきました。
ただ住宅用としては昔から存在はしていたものの、普及は進んでおりませんでした。
それは100V電源を用意して電気工事をする必要があったためです。
後付けでつけたり、リフォームでドアを交換する場合などは電気工事がネックで普及の障害となっていました。
それが2015年ほどから出始めた電池式のリフォーム玄関ドアによって風向きが変わりました。
電気錠の利便性
現在の住宅用玄関ドアの電気錠にはカードをかざして開けるタイプ、専用のリモコンを持っていれば施錠解錠できるタイプなどがあります。
電気錠のメリットはなんといってもその利便性です。
ドアの開閉に鍵をいちいち探す必要がない、鍵穴の位置を確認する必要がない
リモコンキーに至っては、鍵を出す必要もない!と、便利なことばかりです。
近頃は玄関リフォームの電池錠設置率が各段に上がり、玄関ドアの3~4割のお客様が選択されています。
どうせドアを替えるなら。と思う気持ち、とっても分かります。
また目的が逆で、玄関ドアを変えたいよりも鍵を電気錠式にしたいのでドアを変えるという方も少なくありません。
少しでもご予算に余裕がありましたら、是非一緒にご検討してみてはいかがでしょうか?
玄関ドア専科ではYKKAP・LIXIL・三協アルミと3社のメーカーを取り扱っておりますが
それぞれのメーカーが独自のリフォーム玄関ドア用の電気錠を出していますので、以下にご紹介いたします。
<YKKAP 電池錠>
ドアリモ玄関ドア スマートコントロールキー
YKKAP 電池錠(※オプションで100V電源も可能)はリモコンタイプの「ポケットキー」と、
センサー部にかざすタグキータイプの「ピタットキー」の2種類からお選びいただけます。
ポケットキー(リモコンタイプ)をお選びいただきますと、最初からタグキーも一緒にご使用いただけるので、
どちらか迷ってしまう、という方にはポケットキーがおすすめです!
※ピタットキーの玄関ドアへ、後からリモコンを追加することはできませんのでご注意ください。
また2021年には顔で鍵を開け閉めできる、「顔認証キー」が発売されました。
こちらは別記事で詳しく扱ってますので、よかったらこちらをご覧下さい。
電源は100Vにする場合は、電気工事が必要となってきます。
リフォームで玄関ドアを交換する場合は、壁の中に電線を入れるのは難しいので壁に線を這わせて
プラスチック製のカバーなどで目隠しします。100V式のメリットデメリットは以下のとおりです。
YKKAPの電池錠の特徴は、鍵穴が一切見えない「一体型」が標準仕様なこと。
鍵穴はハンドルの上下の部分が蓋になっており、開けることができます。
見た目もスマートで綺麗ですよね。
リモコンキー・タグキーの見た目はこちらのとおりです。
一番左がリモコンキー、真ん中がタグキーです。サイズ比較のために市販の目薬を置いてます。
YKKAPもリモコンには標準で非常用のキーは入っております。
ただ、この鍵を入れる事に不安がある場合は鍵機能の無いものへ交換することも可能です。
リモコンの電池は使用頻度により変わりますが、おおよそ1年程度です。(1日10回の使用を想定)
電池が無くなってくると突然止まる事はなく、点滅と音でお知らせ機能が付いているので安心です。
交換もご自身でできる簡単な構造となっています。
電池錠に関するQ&A https://www.ykkap.co.jp/support/trouble/door/entrance05.html
※電池錠の電池切れ前のお知らせも動画で確認可能です!
<LIXIL 電池錠>
次はLIXILというメーカーの電気錠を紹介いたします。
YKKと同じく、LIXILの電池錠はリモコンタイプの「タッチキー」とカードタイプの「カザスプラスキー」の2種類です。
ただこちらはタグ式(ストラップ式)ではなく鍵がカードの形状になっています。
更に「タッチキー」には収納キー付のタイプと収納キー無タイプがありどちらもお選びいただけます。
収納キーはリモコンに手動錠を差し込み収納しておくことができ
緊急時には鍵を使ってドアの開閉が可能です。
非常用キー無し 非常用キー付き
ただ、もし無くしてしまった場合は、リモコンだけでなく鍵自体の
交換も必要となってしまいますので、状況に応じお選びいただくと安全です。
YKKAP社の場合は最初から非常用キーが内蔵されているリモコンが2個ついているので、LIXILとは違うポイントですね。
YKKAP・LIXILどちらの電池錠もオプション品ですので、玄関をお選びいただく際にセットでのご注文が必要です。
手動錠の玄関に後付で付けるという事はできません。
合鍵
防犯性能に優れた「ディンプルキー」ですが、デメリットは町の鍵屋さんなどで合鍵を作ってもらえない場合が多い事です。
弊社ではメーカーへ発注することができますので、必要に応じ追加発注をしていただけますのでご安心ください。
納期は時期にもよりますが、おおよそ1ヶ月です。
ちなみに今は防犯面からLIXILは代理店経由での合鍵の発注はできません。
お客様が直接メーカーに頼む形となっております。
YKKAP,三協アルミについては購入された販売店で頼むことができます。
鍵の性能も年々よくなっています。
せっかくの玄関リフォームですので、鍵も一緒にグレードアップしませんか?
お問い合わせは玄関ドア専科まで!
フリーダイヤル 0120-993-413
メールでのお問い合わせ info@genkandoor.jp
玄関ドア専科とは
玄関ドア専科はアルミ建材の販売・施工で40年以上の歴史を持つ
有限会社長島サッシ工業が運営・管理をしております。
YKKAPドアリモ玄関ドア6年連続絶対数No.1
年間600件以上、全国で玄関ドアを設置しています。