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2019年3月3日

「春はあけぼの」

「春はあけぼの。やうやう白くなり行く山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」

あの有名な枕草子の第一弾の言葉です。清少納言は「春は明け方が素敵だ」とおっしゃられる。

続けて「夏は夜」「秋は夕暮れ」「冬はつとめて」がすばらしいと述べています。「つとめて」とは早朝の意味だそうです。

季節ごとの自然のすばらしさを讃えています。

日々の暮らしの中で、季節の移ろいを実感することは少なくなっているのでしょうが、それでも四季の移ろいがはっきりしていると言われる日本に暮らせることは、そうでない国々と比較すれ

ば幸せでもありありがたい限りですよね。

「春夏秋冬どの季節がお好きですか」と問われれば、春ですと即答します。冬の寒さに活動を抑制してじっと耐えていた我々も含めた生き物が、春の訪れで気温が上がり、雨が降り、陽光が降

り注ぐことで生命活動を活発化させるこの時期ほど心躍る希望に満ちた時間はありませんもの。

私の春は毎年決まっていて、「フキノトウ」を野山に摘んで歩くことから始まります。

枯野のわびしい土の中からあの鮮やかな若草色を見つけた時の喜びはひとしおです。

先週の日曜日は若菜を大量に積んできまして、ある方に天ぷらに揚げていただきおいしくいただきました。天ぷら最高です。

また、他の方には「フキみそ」にしていただき満喫しています。

清少納言様には失礼ながら、私は「春はフキノトウ」としたいですね。

 

長島正美

 

 

 

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