2019年3月3日
「ありがたき幸せ」
私には一人の連れ合いがおりまして、一緒になってかれこれ43年の歳月が流れました。(過ぎたるは早きものなり)
実はその伴侶から常にお叱りを受けているのであります。
お叱りの内容は多々ありますが、例えば「食器の洗い方が汚い」「タバコ臭いからタバコを止めろ」「いい加減に仕事を止めろ」etc.
その中に、「私に対してもっと感謝しろ」というのもありまして、こちらとしては十分感謝しているつもりなのですが。
世の男性(ことに前世代の人種)は男の沽券に関わるとは思ってはいませんが、口に出して「ありがとう」とは言わないものです。
そこは大和の精神、阿吽の呼吸を感じていただきたいものですな。
以前聞きかじったことで、「人一倍口うるさい女房が、ある日突然何も言わなくなったときは危険だ。それは離婚を決断した信号だから」と言うのがありましたけど、
我が家では当分苦情が絶えることはなさそうであります。涙
お叱りを受けることも「ありがたき幸せ」なのかもしれません。
長島正美