2017年3月9日
「花咲か爺さん」
子供のころにおとぎ話を聞いた。
かぐや姫、桃太郎、ぶんぶく茶釜、浦島太郎、一寸法師、金太郎、一休さん、三年寝太郎、舌切り雀 たくさんありますね。
今の子供も親やだれか大人からおとぎ話を聞いているのでしょうか。
子供のころに聞いたこれらのおとぎ話は、その後の一生の価値観の形成に少なからず影響しているように思います。
そしてこれらのおとぎ話は、人が生きていくうえでの大切な価値観を知らず知らずのうちに伝えている訳で、
代々連綿と親から子へ語り継がれることによって、日本人のベースになる価値観、アイデンティティーを形成してきたように思うんです。
確かにわれわれ老人と若い人の精神的な価値観にはギャップがあるのでしょうが、同じ日本人としての基本的な価値観は同じなのでしょう。
かつて若い人を「宇宙人」と表現した時代もありましたが、日本人と言うくくりで外国人と比較すれば、明らかに同一の価値観を有していると確信します。
ところで今日のお題「花咲か爺さん」なのですが、
灰をまいて枯れ木に花を咲かせるお話なのですが、枯れ木な花とは人様に価値を提供することと同義なのです。
人様に価値を提供することで、爺さんも価値を与えられる。
まさにギブ&テイクの大切さを教示しているお話なんです。