2019年4月26日
「ドアと風」
玄関にはおおむね外へ開くタイプのいわゆるドアと、左右にスライドする引き戸が付いています。
開きドアは、建物の洋風化によってほとんどのお宅に設置されています。ただし、外へ開くためのスペースが必要なのと、風にあおられたときに壊れてしまう心配があります。
先日伺った川越市のお宅は、まだ新築して何年もたっていないのですが、風であおられてドアが変形してしまいました。
結局カバー工法で新しいドアに交換することになったのですが、幸い火災保険で賄うことができました。
片や、引き戸はスペースも不要ですが、洋風の建物には合わない場合もあります。
メーカーもその点を考慮して洋風タイプの引き戸も開発されていますが、圧倒的にドアの需要のほうが多いのが現状です。
ドアも近年はランマ(ドアの上の部分のガラス部)を付けずにドアの高さを2300ミリほどにする場合がほとんどです。ドアが大きいので風に対しては細心の注意が必要ですが。
また、近年は、カギも従来の手動錠のみならず、カードやリモコンで開閉するものも人気があります。
時代は進化しているのですね。
長嶌正美