2017年5月28日
「猫のお話」
YKKAPのテレビコマーシャルには、ネコがよく出てきます。
実は当社にも二匹の猫が生息しております。
両者ともに捨てられた身なのですが、心優しいわが家族のおかげで、家族の一員としての身分を許されたのであります。
彼らの日常はと言いますと、エサはごくごく当たり前に与えられ、病気になれば病院へ通い、冷暖房の聞いた事務所をわが居場所と心得ています。
まさに桃源郷のごとき環境で、日がな一日を居眠りしたり、退屈すれば散歩に出かけたりと、何一つ不自由することがないのであります。
ところで、私が観察している限り、彼らは過去を悔やんだり、未来を思い煩ったりと言うことが一切なさそうなのでして、その点はわれわれ人間が大いに見習うべきことのように思うのです。
「猫の手も借りたい」と言う言葉がありますが、ネコが人の手を借りることはあろうとも、ネコが手を貸してくれることはまずなさそうですね。
彼らの人生、いや、ネコ生に幸多からんことを。
長島正美