2024年2月12日
「無用の用」
「無用の用」と言う言葉が何故かフット頭に浮かんだのです。不思議です。
調べてみると、「一見役に立ちそうにないものが、実は大変大事なものだった」と言う意味でした。
そういえばそういうこともあるなと思い当たることがありました。
私の愛車は、スズキのキャリーと言う軽トラックですが、荷台いっぱいに大きな箱を乗せています。
その箱は、キャンピングカーとして自作したのですが、今では、仕事のための荷台かつ道具入れとなっています。
これが実に役に立っているのですが、積んである道具類もたくさんありまして、こんなものは必要ないだろうと思うものも中にはあります。
しかし、そんないらないと思われるものも、ごくごくまれに役に立つことがあります。これこそが「無用の用」なのでした。
さて、余談はさておき本題に・・・
玄関ドアの断熱性能についてお話しします。
YKKAPさんのリフォーム用玄関ドア 「ドアリモ」を例にしますと、
断熱性能D2と言うのが一番性能の良いものです。
まず、ドアの中に断熱材が充填されていて、さらに、ガラスは高断熱のLOW-E、その上、ドア枠は内外の熱を伝えにくくするために、間に樹脂材を挟んでいます。
次はD4仕様ですが、D2仕様からドア枠の樹脂材を無くして、さらに、ガラスは普通の複層ガラスになっています。
D4の下はと言うと、アルミ仕様です。ドアの中や枠の中の断熱材は使用していません。こちらのドアについているガラスは、合わせガラスで、破壊しにくくなっています。
家の窓やドアのいわゆる開口部は、冬は室内の熱が外へ伝わる比率が全体の50%、夏は室内に入ってくる全熱量の74%が開口部からだそうです。
窓やドアを断熱化することによって快適かつ省エネが実現できるわけで、ご検討いただく価値がありそうですね。
断熱なんて必要ないと思われるかもしれませんが、まさにこれも「無用の用」なのかもしれません。
断熱化していない家は、「無用の長物」から「無用の用」に進化させましょう。