2021年11月18日
リフォーム用の防火仕様のドアって何が違うんでしょうか?値段がかなり高いですが普通のドアよりいい素材が使われているんでしょうか?
こんにちは、店長のKENJIです。
最近いただきましたお客様からのご質問の中で是非とりあげさせていただきたいお題がありましたのでご紹介いたします。
「玄関ドアの交換を考えていますが、今が防火仕様のドアなので同じように防火タイプでないといけないんでしょうか?」
こちらはお住まいの地域によって防火認定を受けている建築資材を使わなくてはいけないと建築基準法で定められていることが関係しております。
基本的に今お使いのドアが防火仕様であればやはり防火仕様で交換していただくことになります。
戸建て住宅の小規模リフォーム工事は新築工事のように確認申請したり、役所の完了検査を受けることはほとんどの場合は義務づけられておりません。
受けなくてはいけない条件とは建物の種類や家の構造そのものを変えるような大規模修繕の場合に発生してきます。
木造の2階建てで一般的な戸建て住宅では大規模リフォームの場合も申請は不要となっています。
従いましてリフォームする際に防火認定を受けていない商品で交換してしまってもチェックが入るわけではありません。
ただお住まいの地域が防火地域・準防火地域の場合はリフォームであってもやはり防火認定を受けた商品を使わなくてはいけません。
これは住宅が密集しているエリアで万が一火災が発生した場合に、燃えやすい素材の建築資材を使っていたら
簡単に隣地に燃え広がってしまい、被害が大規模に広がっていってしまいますよね。
ただこの防火戸(防火ドア)、普通の玄関ドアと比べると値段が高いんですよね。
具体的に玄関ドア専科で掲載している、デザインとしては同じだけど非防火ドアと防火ドアのそれぞれの値段を比較してみましょう。
こちらが非防火商品。片開きでお値段23万円台です。
対するは防火ドアのこちらのドア。
お値段は36万円台といっきに上がりましたね。その差は13万円。
もとの非防火のドアの価格から約1.5倍ほどになりました。
そこで大体の方が思うのは値段が高いなあ、、ともう一つ、何がそんなに価格を違くしているの?だと思います。
実際にそういった声をいただきます。
見た目には同じでも使っている素材や構造が違うんです。
それはやはり延焼時間をなるべく長くすることを目的としているから。
具体的に以下はドアリモ防火ドアのカタログからの抜粋です。
まず大きな違いとしては硝子の種類が違うんですよね。
金網みたいなものが入っているガラス、皆さん見たことがありますよね。
通則認定だったころの防火ドアは単純に網入り硝子が入っていればOKでした、が今の法律では「LOW-E」硝子であることが義務付けられています。
これは特殊な金属膜を硝子の表面に形成した硝子になります。一般的には断熱性能を上げる場合に使用されるもの
ですが防火の場合も温度上昇を抑える目的で使われています。
また戸当たりのゴム(気密材)がより燃えにくい素材になっています。
これが簡単に燃え落ちてしまって炎が外に漏れ出てしまうことを防ぐ目的があります。
同じように加熱されると発砲して隙間を塞ぐ発泡剤が入っていたり、熱で扉が変形することを防ぐための
補強芯材(スチール製)が使われていたりします。
そう、通常の玄関ドアもよく考えられてつくられていますが、防火ドアの場合はさらにいろいろと有事の際の工夫がされているのです。
お値段が高いのはこういった理由からなんですね。
防火は奥が深いのでまた別の機会にもっと掘り下げていきたいとおもいます。
KENJI
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