2017年8月25日
「2×4」ってなんだろう?
こんにちは。玄関ドア専科の田染です。
自宅の前にどんどん新しい家が建って行っているのですが、最近建て始めたところはここ何日か何かを吊り込むような重機が止まっていました。
もう4件ほどは完成しているのですが、その重機を見たのは初めてでしたのでなんだろうと考えていましたが毎日その家を見ていて気付きました。
2×4工法の住宅だったんですね!!
家を組み立てる際にあの重機が使われたんだと確信しました!
言葉はよく聞くのですが実際どんな工法でどんなメリットがあるのでしょうか??
今日は2×4について調べてみましたのでご紹介いたします。
2×4工法とは?
木造建築の工法で「木造枠組壁工法」の1つで、
家を建てるときに使う角材のサイズが「2インチ×4インチ」である為
2×4と名前がついています。
この均一サイズの角材と合板を接合して、柱や梁の代わりに壁、床、天井、屋根部分を構成し、それらを組み合わせて箱状の空間をつくっていくわけですが、既製サイズの角材に合板をあわせて組み立てていくという単純な工法であるため、高度な技術は必要ないという特徴があります。
この6面体の“箱”を横に並べたり、上に積んだり、箱の中を仕切ったり、箱の一部をくりぬいて
窓などの開口部をつくるという考えかたなのです。
2×4のメリット
①耐震性、耐風性が高い!!
”面”で構成されているので地震や風といった外部要因に対して住ら工法よりも耐性があると言われています。
②高気密、高断熱である!!
これも”面”に由来しますが、冷暖房効率だけでなく耐火性にも影響します。
2×4工法で建てられた住宅のほとんどは「耐火性をもつ建物である」と認識されていて
火災保険の費用を抑えることもできるのです。
③工期が短い!!
2×4工法においてはシステム化が進んでおり分業がしやすいという特徴がある為、
作業効率が良くなり工期が短くなります。
デメリット
①間取りに制限があったり、後からの変更が難しい!!
“面”で構成していく、つまり「箱」のようなかたちになるため、壁を抜いてリビングを広くする…なんてことも、構造上難しくなります。
②開口を大きくとるのが難しい!!
開口部は「箱」の一部をくりぬいてつくることになるため、住宅を支える壁の強度が下がってしまうのです。
③結露が生じやすい!!
高機密、高断熱であるがゆえのデメリットではあるのですが、内外の温度差が大きくなるため結露が生じやすく、カビやダニの発生の原因にも。そのため、結露対策が必要になりそうです。
住宅工法は後から変更できないので間取りやデザインといった住宅の特徴だけでなく自分たち家族にはどんな工法があいそうか考えるのも大切ですね!